農水省、「平成28年度ワタ生育実態等調査」の結果を公表
発表日:2017.11.29
農林水産省は、「平成28年度ワタの生育実態等調査」の結果を公表した。日本では、遺伝子組換え農作物等について、その系統ごとにカルタへナ法等に基づき、食品・飼料としての安全性や生物多様性への影響について科学的な評価を行い、問題がないと判断された場合に初めて、食品や飼料としての使用、栽培、加工、保管、運搬、廃棄等を承認している。今回の調査は、遺伝子組換えワタによる生物多様性への影響を評価する際に活用する情報の充実を図るため、輸入されたワタの種子の流通時のこぼれ落ちに由来すると考えられる個体の生育実態等を調査するもので、平成26年度からの3か年調査。7施設の敷地の周辺(半径500m以内)と1経路において調査した結果、平成28年度は、加工施設の敷地の周辺で1個体が生育していたが、自生しているものではなかった。同省では、引き続き、ワタの種子の輸入・流通等の動向を把握し、流通時の種子のこぼれ落ちやそれに由来する個体の生育の程度に影響を与え得る状況の変化があった場合は、改めて調査の必要性を検討するという。
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