横浜市など、熱線再帰フィルムを使用した暑さ対策の実測調査結果を公表
発表日:2017.12.12
横浜市、デクセリアルズ(株)及び(株)JVCケンウッドは、熱線再帰フィルムを使用した暑さ対策の実測調査結果を公表した。熱線再帰フィルムは、窓ガラスの内側に貼ることにより、室内に侵入する近赤外線(熱線)を遮へいして室内の暑さを和らげる効果に加え、遮へいした熱線を天空に返すことで屋外の地表に向かう熱線も低減する効果を持つとされている。今回の実測調査では、小学校の教室の教室とグラウンドでの効果を把握するため、1)教室内における温度、湿度、黒球温度、暑さ指数など、2)グラウンドにおける熱線の反射量など、を平成29年7月21日から8月25日まで測定した。その結果、従来の遮熱フィルムでは太陽光の近赤外線(熱線)を下方向に反射してグラウンドに到達する熱線が増加するのに対して、熱線再帰フィルムでは熱線を天空に反射することでグラウンドに向かう熱線も低減させる効果があることを定量的に確認できたという。
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