宇宙航空研究開発機構（JAXA）と国立環境研究所は、平成29年12月11日・12日に、欧州宇宙機関、フランス国立宇宙研究センター及びドイツ航空宇宙センターと、「温室効果ガスのリモートセンシング及び関連ミッションに関する協定」を締結したと発表した。この協定は、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」（GOSAT）及び2018年度打上げ予定の「いぶき2号」と各宇宙機関の温室効果ガス観測衛星等から得られるデータを互いに校正・検証することで、衛星観測データの信頼性を向上させると共に、均一性を図ることを目的とするもの。世界中の様々なユーザに、温室効果ガスに関する衛星観測データの利用を定着させるため、各国の環境行政に携わる機関等との連携を図るとともに、衛星観測データの精度向上を通じて、共に、パリ協定実施に貢献することを目指すという。