環境省、長崎県壱岐市でのツマアカスズメバチの生息状況等緊急調査の結果を公表
発表日:2018.02.06
環境省は、長崎県壱岐市でのツマアカスズメバチの生息状況等緊急調査の結果を公表した。ツマアカスズメバチは、外来生物法で特定外来生物に指定されており、これまで国内では長崎県対馬市において定着が確認されている。対馬市以外では、平成27年9月に福岡県北九州市において巣が、平成28年5月に宮崎県日南市において女王バチがそれぞれ確認され、駆除を行ったが、その後のモニタリング調査で新たな個体や巣は確認されていない。今回、平成29年9月に長崎県壱岐市でツマアカスズメバチが初めて確認されたことを受けて、壱岐島の全島を対象に、生息状況調査を行った。その結果、ツマアカスズメバチを確認した地点の周辺で巣を一つ確認し、駆除を行った。駆除した巣を解体したところ、女王バチを含む成虫6個体(全て死骸)が確認されたが、巣の駆除日以前に女王バチは死亡していたと推定された。同省では、引き続き関係機関と連携しながら、壱岐市におけるモニタリングを行うという。