環境省、長崎県対馬市におけるツマアカスズメバチの防除結果を公表
発表日:2016.02.02
環境省は、長崎県対馬市におけるツマアカスズメバチの防除結果を公表した。ツマアカスズメバチは、平成24年に同市で初めて発見された外来のスズメバチで、平成27年1月に外来生物法に基づく特定外来生物に指定された。今回、平成27年度(一部平成26年度)に同市で実施された春期女王バチの捕獲及び巣の撤去の結果を公表した。これによると、春期(4月中旬~5月中旬)にペットボトルを加工した簡易なトラップで女王バチを捕獲することが可能であり、低コストで実施可能な防除手法であることが分かった。また、市民の関心が高まることで巣の発見数が増加した可能性もあるが、発見されず撤去されない巣が存在すること、発見や撤去時期が遅く既に多くの女王バチが飛翔してしまっている場合があること、樹上高所に営巣する場合が多く物理的に撤去不能な巣が存在することなどから、多くの新女王バチが生産され繁殖し、分布域が南部へ拡大していると考えられる。同省では今後、ツマアカスズメバチに関する今後の防除計画を策定する予定という。
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