環境省は、同省ホームページにおいて「第60次南極地域観測隊同行日記」の公開を開始すると発表した。同省職員は、第39次南極地域観測隊（平成9年・10年）から計11回、「南極地域の環境の保護に関する法律（平成9年法律第61号）」の遵守状況の確認および環境影響に関する情報の収集を目的とする「同行者」等として、南極地域観測に参加してきた。平成30年9月に「第60次南極地域観測隊（夏隊）」の同行者として同省自然環境局の職員1名が加わることが決まり、平成30年11月25日から平成31年3月21日までの間、南極地域の環境保護の観点から1)観測隊の活動実態調査、2)昭和基地周辺の動植物相の把握、3)南極特別保護地区（昭和基地の約20km南、ラングホブデ地区・雪鳥沢）の管理状況等調査、および4)昭和基地の排水や生物等のモニタリング調査などを行う。同隊「同行日記」において、南極観測船「しらせ（砕氷艦）」出港から帰国（空路：シドニー経由）までの活動状況を定期的に紹介していくという。