環境省は、環境影響評価制度総合研究会報告書を公表した。同省では、環境影響評価法に基づく環境影響評価手続の実施状況等に関する総合的な調査研究を実施するため、平成20年6月に環境影響評価制度総合研究会を設置し、これまで10回にわたり開催してきた。今回の報告書はその結果をとりまとめたもので、環境影響評価制度の施行状況や課題について分析整理を行い、検討すべき課題や論点を明らかにするため、研究会で行われた議論の内容を網羅的に整理している。具体的には、環境影響評価制度の変遷及び法制定後の動向をはじめ、同制度の現状、課題等を記載している。今後、同報告書を踏まえ、中央環境審議会において、環境影響評価制度の在り方について調査・審議をする予定という。