（株）ウェザーニューズは、2009年8月5日（水）、同社の携帯サイトにて全国の参加者の協力のもと「全国クマゼミ調査」を開始したと発表した。同調査は、全国から寄せられるリポートをもとに、クマゼミの生息分布を調査し、分布マップを作成することで、生息範囲の変化を明らかにしていくもので、今年で2回目となる。昨年は、全国から1793通寄せられたリポートをもとに傾向をまとめた結果、生息の北限が“関東南部”と言われていたクマゼミが、“関東北部～北陸”に変化していることが分かり、近年の温暖化などの影響により、生息できる環境が北上し、生息範囲が拡大していたことが判明した。今年はさらに、クマゼミの生体調査として、抜け殻や、実物の写真を募集するとともに、クマゼミの鳴く時間帯、都会と郊外の分布状況などを調査し、クマゼミの実態を明らかにしていくという。