富山大、魚の摂取頻度と産後うつの関係について産後1年まで調査
発表日:2019.09.30
富山大学は、国立環境研究所が中核となり、地域の大学等と共に実施している大規模な疫学調査「子どもの健康と環境に関する全国調査(愛称:エコチル調査)」のデータを活用して、魚の摂取頻度と産後うつ(抑うつ状態)の関係について調査した。抑うつ状態とは、気分が沈んで気持ちがスッキリしない”、”気持ちがソワソワして落ち着かない”といった「心の疲れのサイン」のこと。魚に多く含まれるDHAやEPAを摂取すると、うつになりにくいということが言われており、これまでに同大学は、産後1ヵ月の抑うつ状態について調査していた。今回、産後6か月、産後1年まで追跡して調査を行ったところ、魚の摂取量と抑うつ状態のなりにくさには関連が認められた。今後、ほかの健康習慣の影響が表れている可能性を排除するため、臨床的な方法で関連を明らかにする必要があるという。
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