（独）国立環境研究所は、国連環境計画（UNEP）「サステナブル・ライフスタイルに関するグローバル調査」の国内調査の結果（速報）を発表した。同調査は、世界20か国の若者を対象とするUNEPの調査の一環として、同研究所と（株）電通が、国内の18歳～35歳の男女169名を対象に、2009年2月～5月にインターネット調査として実施したもの。調査の結果、日本の若者は、将来世代や地球の未来に対する責任感を背景に、「環境破壊や公害の撲滅」や「貧困、貧富の格差の是正」といったグローバルな持続可能性に関わる課題に対する意識が高いとともに、個人の生活レベルでも、「スローな暮らし」や「自然との共生」をキーワードとしたライフスタイルを志向し、既に環境負荷に配慮した暮らし方をごく自然に採り入れているなど、価値観と行動の両面から持続可能なライフスタイルの萌芽が見られたという。