日本学術会議、ダニ媒介感染症対策に関する緊急提言を公表
発表日:2019.09.12
日本学術会議は、2019年9月12日に「日本紅斑熱・SFTSなどのダニ媒介感染症対策に関する緊急提言」を公表した。これは、日本におけるダニ媒介感染症の実情や、東京2020大会の開催地・選手団キャンプ地における感染症対策の必要性をかんがみ、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)と日本紅斑熱の2つの疾病に関する「強化サーペイランス」の方法などをとりまとめたもの。2018年2月から2019年6月にかけて開催された基礎医学委員会・健康・生活科学委員会合同パブリックヘルス科学分科会(全5回)における議論を踏まえて、1)ダニ類の生息状況の調査などを目的とする強化サーベイランスの実施(調査主体:地方自治体など、調査スケジュール:2019年初秋および2020年春)2)2回のサーベイランスにおいてダニ類が捕獲されなかった地点を除く全地区での実施、3)東京2020大会開催期間中の感染の可能性が高い地区における雑草・草むらの除去等の予防対策計画の立案・実行などを提言している。
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