ヤンマーグループ、消化ガスを活用したFIT発電ビジネスを開始
発表日:2020.02.27
ヤンマーエネルギーシステム(株)は、栃木県の下水処理場に導入したバイオガス発電設備の運用を開始し、小規模の施設におけるFIT発電ビジネスを開始した。同社は、消化ガスの発生量が少ないことから、バイオガス発電が困難とされてきた栃木県流域下水道の思川浄化センターおよび大岩藤浄化センターにおいて、「民設民営型消化ガス発電事業」の事業者に選定された。2019年度から発電設備の設計・施工を進め、2020年2月から思川(出力:49 kW)および同年4月から大岩藤(出力:25 kW)の発電設備を順次稼働し、約100世帯分の消費電力に相当する年間売電量(56万 kWh)規模の事業を始動する。同社は、下水処理場を運営する事業者へ消化ガスの購入代金と発電設備用地の使用料を支払い、消化ガスを用いた発電の売電収入を得る。双方にメリットのある事業スキームとなっており、今回の実績を小規模の下水処理施設等における地産地消エネルギーシステムの提案に活用していくという。
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