神戸市、下水処理場における消化ガス発電設備の供用を開始
発表日:2016.03.24
神戸市は、西部処理場において、消化ガス発電設備の供用を平成28年3月24日から開始すると発表した。同市では下水処理の過程で発生する消化ガスを「こうべバイオガス」へ高度に精製することにより有効利用に取り組んできた。今回供用を開始する発電設備は、「こうべバイオガス」を用いて発電と熱の供給を行う消化ガス発電設備。同処理場の電力消費の3割に相当する、年間460万kWhの発電(一般家庭1,200世帯相当)を行う。また、発電時に発生する熱については、消化ガスを発生する消化タンクの加温に用いる。さらに、CO2排出削減量は約2,400 t-CO2/年を見込んでいる。同市では、枯渇しない再生可能エネルギーであるバイオガスを活用することにより、資源の有効活用、低炭素・循環型社会の構築に貢献するとしている。
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