環境省、聟島で巣立ちしたアホウドリが米国サンフランシスコ沖で確認されたと発表
発表日:2009.10.26
環境省は、小笠原群島聟島で巣立ちしたアホウドリが、米国サンフランシスコ沖で確認されたと発表した。この個体は、聟島におけるアホウドリの新繁殖地形成事業として、平成21年2月5日に伊豆諸島鳥島から聟島までヘリコプターで移送され、5月25日までに巣立ちしたアホウドリのヒナ15羽(雄10羽、雌5羽)のうちの1羽。平成21年10月11日の午前9時30分(日本時間10月12日午前2時30分)、米国カリフォルニア州サンフランシスコの南西約80km(北緯37.167°西経122.889°、岸から約50km)の沖合で、現地海鳥観察のグループにより写真撮影された。同事業では、巣立ちした15羽のうちの7羽に衛星発信機を装着しており、衛星追跡の結果から、確認された個体の10月12日までの累積移動距離は26,000km以上という。なお、人工給餌をして巣立ったアホウドリが遠隔地で観察されたのは今回が初めてとなる。
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