トステム（株）は、在来軸組工法用の気密・断熱小屋パネルを開発し、2009年11月1日より北海道を除く全国で発売すると発表した。2009年6月4日に、国土交通省より施行された「長期優良住宅認定制度」の必須項目である「省エネルギー対策等級4（次世代省エネルギー基準）」によると、外壁、天井、屋根、床などに一般的な繊維系の断熱材を設ける場合は、室内側に防湿工事を行なうよう防露対策が設定されている。同社が今回発売する新製品は、ポリスチレンフォーム製のため、高い断熱性と防湿性を兼ね備え、「次世代省エネルギー基準」に適合する小屋パネル。また、取り付け作業性にも優れており、天井の小屋梁間に同製品をはめ込みビスで留める簡単施工で、別途断熱・防湿工事が必要ないという。同社は、今後も、パネル商品のほか、サッシ、玄関ドアなどの断熱製品を組合せ、次世代省エネルギー基準に対応したパッケージ提案を行うという。