化学メーカーの(株)ダイセル(大阪市)は、同社製品である生分解プラスチック材料(酢酸セルロース)が、日本バイオプラスチック協会(JBPA)より、バイオマスプラスチック(バイオマスプラ)および生分解性プラスチック(グリーンプラ)として認証を受けたことを発表した。同社は2020年1月に、プラスチック材料として、様々な方法で加工することができる酢酸セルロース製品の生分解性を従来の2倍にした新製品を開発していた。酢酸セルロースは、植物由来のセルロースと、自然界にも存在する酢酸を原料として製造され、廃棄後は水と二酸化炭素に生分解される。今回、同社の酢酸セルロース製品についてバイオマスプラおよびグリーンプラの2つの認証を受けた。これにより、認証を受けた製品にシンボルマークが使用できるという。