環境省は、令和3年2月9日にオンラインで開催された、アジア太平洋地球変動研究ネットワーク（APN）の第24回年次会合の結果を公表した。APNは、アジア太平洋地域における地球変動研究の推進を目的として、1996年に発足した政府間組織。出席者は、18か国の政府代表、科学企画グループメンバー、招聘専門家等55名で、日本からは同省地球環境局総務課脱炭素化イノベーション研究調査室長らが参加した。今回の会合では、1)第4次戦略フェーズ報告書（2015-2020年）、2)第5次戦略計画（2020-2024年）、3)枠組文書改訂について承認された。今後は、第５次戦略計画に沿って活動を進める中で、特に、当該計画で設定した各目標の達成状況等について定期的に実施するモニタリング・評価に関して、ワーキンググループを設置して検討を進めていく方針が確認された。また、同省では、引き続き、APNの活動への必要なインプットや関係機関との連携を通じた活動の強化等の支援を積極的に行っていくという。