三重県6町、ゼロカーボンシティを宣言・広域で初
発表日:2021.04.28
三重県多気町・大台町・明和町・大紀町・度会町・紀北町の6町は、「ゼロカーボンシティ」を共同宣言した。広域での同宣言を行うのは初となる。6町は三重県の中央部からやや南の地域に位置し、面積の80%が山林で、うち3町は海に面している。気候変動の影響で、県下有数の産地であるコメ・柿の品質低下や栽培適地の変化、また漁業への影響が懸念される。また、大台町においては台風や集中豪雨により過去に数名の死者が出るなど大惨事に見舞われていた。一方、多気町はバイオマス産業都市構想の認定を受けバイオガスプラントを中心としたまちづくりを、大台町では森林再生・J-VERオフセットクレジットの利用等を、明和町は家庭用太陽光発電の推進などをそれぞれ進めてきた。今回、それぞれの特徴を活かしながら6町で連携し「カーボンゼロシティ」を目指すと宣言した。今後、6町は共に、地域課題解決とRE100を目指し「スーパーシティ構想」の特区指定に向け取り組むと共に、バイオマス発電所への地元木材の供給100%等を目指すという。
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