京都市動物園、絶滅危惧種のワニ・繁殖のため岐阜県への転出を発表
発表日:2021.06.17
京都市動物園は、同園で飼育しているニシアフリカコガタワニ(学名:Osteolaemus tetraspis)のオスをブリーディングローン(繁殖のための貸借)により「世界淡水魚園水族館アクア・トトぎふ」へ転出させると発表した。同種は、アフリカ西部のコンゴ川流域の熱帯雨林に分布しており、クロコダイル科の中で最も原始的な仲間。IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストには「危急」(絶滅危惧II類)として記載され、ワシントン条約附属書Ⅰにも指定されている。国内では、京都市動物園の他に9施設(計22頭)が飼育されており(2020年12月31日現在)、今回、「世界淡水魚園水族館アクア・トトぎふ(岐阜県各務原市)」へ転出させることを発表した。アクア・トトぎふで飼育中のメスと繁殖を目指すという。
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