環境省、令和3年度シマフクロウ標識調査の実施結果を公表
発表日:2021.07.07
釧路自然環境事務所は、令和3年度「シマフクロウ(学名:Bubo blakistoni)」標識調査の実施結果を公表した(調査期間:令和3年5月17日~7月2日)。シマフクロウは、北海道の道東を中心に生息している日本最大のフクロウで、環境省のレッドリストでは絶滅危惧種に指定され、「シマフクロウ保護増殖事業計画(平成5年11月26日策定)」により保護が図られている。今回、保護増殖事業の一環として標識調査を行い、個体識別、性別、来歴等の個体情報の収集、繁殖状況の把握等を行った。今年度、28巣で37羽のヒナに標識を装着し、累積の標識個体数は658羽となった。シマフクロウは、72つがい(165羽)が確認されており、この標識調査によって個体の移動分散状況や年齢の把握等に係る重要なデータが得られているという。
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