環境省、新種のムカデなど3種を緊急指定種に指定・捕獲や売買を規制
発表日:2021.06.29
環境省は、「リュウジンオオムカデ(学名:Scolopendra alcyona)」など沖縄県に生息する3種を「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)」に基づく緊急指定種に指定した(指定期間:令和3年7月1日~令和6年6月30日)。緊急指定種に指定されると個体の捕獲・殺傷、譲渡しなどの行為が規制される。リュウジンオオムカデは2021年4月に琉球大学の研究者によって新種として発表された種で、オオムカデ類はネットオークション等で高額取り引きされ、同種とみられる取引も見受けられることから、緊急的に規制を行う。またそれぞれ2020年11月、2021年6月に公表された論文に新種として記載され「ウスオビルリゴキブリ」、「ベニエリルリゴキブリ」についても、新種として発表されたことで注目度が増し、標本の販売・ネットオークションでの生体売買による捕獲圧が大きくなることが懸念されることから規制の対象とした。なお、過去に緊急指定種に指定された種の内2種は、国内希少野生動植物種へ指定されている。
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