環境省、英国主催気候変動に関する閣僚会合の結果を公表
発表日:2021.08.16
環境省は、令和3年7月25日に対面とオンラインのハイブリッド開催された、英国主催気候変動に関する閣僚会合の結果を公表した。同会合は、英国のシャーマCOP26議長が議長を務め、COP26の主要交渉議題として、適応、1.5℃目標、ロス&ダメージ(気候変動の悪影響に伴う損失及び損害)、パリ協定6条(市場メカニズム)、資金について議論された。我が国からは環境大臣が参加し、議論の概要は議長サマリーとして取りまとめられた。主な議論の概要は、1)適応(バランスを達成する必要性を反映した、適応資金のパッケージの作成を求めた)、2)1.5℃目標(気候変動の影響を低減するため、1.5℃目標を存続させる必要の重要性を強調し、また、現実と必要な削減量とのギャップの規模に懸念を表明)、3)ロス&ダメージ(気候影響による損失と損害の拡大する脅威と注目と行動の必要性の認識について合意した)、4)気候資金(緊急に拡大する必要性が強調され、1000億ドルの目標が未達成の失望が示された)などとなっている。COP26の議長は、全ての締約国に対し、包括的かつ透明性のある方法で、COP26の野心的な成果に向けてたゆまぬ努力を進めるというコミットメントを強調し、結論づけたという。
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