KOWBA、海外水ビジネスの累計受注額を発表・200億円突破
発表日:2021.08.24
北九州市は、北九州市海外水ビジネス推進協議会(KOWBA)会員企業の海外における累計受注額が200億円を突破したと発表した。同協議会は、北九州市における官民連携による海外での水ビジネスに向けた取り組みを積極的に推進する目的で、全国に先駆けて発足した約150社の民間企業、中央省庁、大学等の関係機関が加入の官民連携組織。企業会員及び関係機関等の相互の情報の交換と共有だけでなく、海外の現地ニーズの把握、官民連携による海外展開の手法や具体的な案件の形成に向けた活動などを行っており、企業会員による海外水ビジネスの案件受注に向けて、海外でのセミナー開催や展示会への出展等の活動を積極的に行っている。今回、日本の無償資金協力で実施される「カンボジア・プルサット上水道拡張計画」の建設工事を、同会員企業である(株)クボタ建設が受注した。「カンボジア・プルサット上水道拡張計画」は、同市が実施してきた長年の技術協力を通じて案件形成された事業の一つで、建設段階で施工監理と施設の運営に係る技術指導を実施するもの。本事業は、およそ10万人のプルサット市民に対して安全な水を届けるものであり、同国のSDGs達成に大きく寄与するものと考えている。この案件は約20億円の大型案件であり、同会企業の累計受注額は200億円に達した。今後も、海外水ビジネスで北九州市の産業振興に努めていくという。