環境省、大阪港において1,000匹を超えるヒアリを確認
発表日:2021.09.28
環境省は、大阪港(大阪市)で1,000個体以上の特定外来生物ヒアリ(学名:Solenopsis invicta)が確認されるなど、調査及び防除の状況を公表した。ヒアリの確認事例は17都道府県、計78事例(令和3年9月28日現在)。令和3年8月23日に、港湾事業者が実施する大阪港での港湾調査において、調査事業者がコンテナヤード敷地境界にある側溝で、ヒアリと疑わしいアリ300個体程度が側溝の継ぎ目へ出入りしているのが確認した。同月25日には、このアリがヒアリであることが同定された。事業者が工事実施中のため立入りができなかった箇所について、工事完了後の9月22日に環境省近畿地方環境事務所、専門家及び調査事業者が現地を調査したところ、隣接する箇所で、新たに1,000個体以上の働きアリと当該アリの土中への出入りを確認した(同月26日にヒアリと同定)。確認されたヒアリは、働きアリ1,000個体以上、有翅女王アリ3匹、無翅女王アリ1匹で、引き続き、専門家の助言と関係機関の協力を得て、確認地点の周囲を含め、速やかかつ徹底した防除及び周辺調査の継続的実施を進めるという。
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