JOGMEC、炭素市場におけるCCSの効果算定フレームづくりに参画
発表日:2021.11.15
石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、2021年4月に設立された国際的なプラットフォーム「CCS+ initiative」に参画した。同プラットフォームは、パリ協定第6条に規定された「自主的な国際協力によるGHG排出量取引市場(Voluntary Carbon Market)」の実現に向けて、有望なCO2削減策であるCCS(CO2回収・貯留)やCCS事業の経済性を向上させる有用な手段のひとつである「炭素クレジット」に焦点を当て、それらを活用した迅速かつ効果的な「方法論」の開発を目的としている。また、CO2を大気から直接回収・貯留する「DACCS」や、バイオエネルギーとCCSを組み合わせた「BECCS」を含む、幅広いユースケース(活用事例)の積み上げを開発アプローチの基本としており、恒久的なCO2除去システムの創出を目指している。JOGMECは、CO2貯留可能量評価等の地下評価技術、およびGHG排出量算定手法等の施設技術に関する専門的知見を活かすことで、CCS分野の国際連携を推進し、CCS普及拡大を積極的に支援する。公的機関として、国際的に調和のとれたCCS事業にかかる方法論の開発に貢献していくという。
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