日本コークス工業(株)と住友商事(株)、リチウムイオン電池用負極材の合弁会社を設立へ
発表日:2010.02.05
日本コークス工業(株)と住友商事(株)は、リチウムイオン電池に使用される負極材の製造および販売を目的とした合弁会社を2010年4月1日付で設立することに合意したと発表した。新会社では、日本コークス工業がかねてより研究・開発および製造・販売を行ってきたリチウムイオン電池用負極材事業を引き継ぎ、これまで培ってきた天然黒鉛系負極材の関連技術をベースに、独自の表面処理を施すことで、低価格・高容量かつ優れた安全性を有する負極材を製造する。また、住友商事の広範囲にわたるリチウムイオン電池関連事業とのシナジー効果およびグローバルネットワークを活用し、市場の急激な拡大に迅速に対応できる体制を構築するという。新会社は、数年後に現在の約10倍、年産2,000トン規模の生産体制確立を目指すという。