国土交通省は、平成22年2月4日に東京都で開催された「日ASEAN国際建設・環境多国間会議」の結果概要を公表した。同会議では、長安国土交通大臣政務官、ベトナム国のクアン建設大臣の挨拶に続き、東京大学生産技術研究所の沖教授による「水分野における気候変動への賢明な適応策」に関する基調講演がなされた後、ASEAN各国と企業からの発表がなされた。第一部では、ブルネイ：「建設プロジェクトの環境技術」、ラオス：「ラオスの環境に配慮した持続可能な交通の国家戦略及びアクションプラン」、清水建設（株）：「カーボンマネジメントパートナーシップ」、大成建設（株）「日本の土壌汚染対策の現状」、など「建設分野の環境技術」について発表がなされた。また、第二部では、カンボジア：「カンボジアの下水・排水管理」、インドネシア：「インドネシアの水資源インフラの開発・運用の環境戦略」、シンガポール：「シンガポールにおける持続可能な水資源管理」、など「水関連技術」について発表がなされた。