JOGMEC、日本とNZの「カーボンニュートラル地熱」技術交流に貢献
発表日:2022.01.06
石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、ニュージーランドの政府系研究機関・GNS Science(以下「GNS」)と共に、国際セミナー「カーボンニュートラルと地熱」を成功裏に導いた。このセミナーは、JOGMECとGNSが2015年に締結したMOU(地熱エネルギー分野での協力に係る覚書)の枠組みにおいて企画・開催されたもの。両者は2016年から2020年にかけて現地研修やワークショップを5回開催し、両国の地熱開発にかかる技術交流を推進してきた。2021年12月10日、MOUに基づく取組としては初めてとなる国際オンラインセミナーが開催され、日本(JOGMEC、大林組)およびGNSから、それぞれ2テーマずつ、カーボンニュートラルに関連する地熱やCO2、水素をテーマとしたプレゼンテーションが行われ、活発な質疑応答が行われた。セミナーの様子は全世界の地熱資源開発事業者、地熱関連研究者および政府関係者等にも発信され、当日の参加者は21か国・延べ203名(国内124名)にのぼった。また、事後アンケートでは、「非常に有用かつ興味深いセミナーだった」、「今後もこうしたセミナーをぜひ継続してほしい」といった高評価を得ることができた。JOGMECは、国内外に向け、今後も地熱資源に係る技術の最新動向など地熱資源開発に有用な情報の収集・提供を積極的に行うと述べている。一方、GNSは、ニュージーランドと日本が地熱開発を通じてカーボンニュートラルな未来を共に築き上げていくという表題を掲げ、同セミナーの成果を紹介している。
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