環境省と経済産業省、平成20年度PRTRデータの概要等を公表
発表日:2010.02.26
環境省と経済産業省は、「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」(化管法)に基づき、届出対象事業者から届出された平成20年度の化学物質の排出量・移動量(PRTRデータ)等の集計結果を公表した。対象となるのは人の健康や動植物に有害な影響を及ぼすおそれのある354 種類の化学物質。これによると、平成20年度は、全国の39,472事業所から届出があり、届出排出量が199千トン、届出移動量が201千トンで、その合計は400千トン(前年度458千トン)であった。総届出排出量の内訳は、大気への排出179 千トン、公共用水域への排出9.7千トン、土壌への排出0.38千トン、事業所内での埋立処分10千トン。総届出移動量の内訳は、事業所外への廃棄物としての移動199 千トン、下水道への移動1.5 千トンとなる。また、届出排出量・移動量の多い上位5物質は、トルエン、キシレン、マンガン及びその化合物、塩化メチレン、エチルベンゼンであった。