太陽光発電協会、太陽光発電「コスト低減」に関する報告書を公表
発表日:2022.02.25
(一社)太陽光発電協会(JPEA)は、国内の太陽光発電コストを下げていくために、業界による自助努力、それ以外の政策支援が必要な方向性などについて示した「太陽光発電コスト低減可能性調査報告書」を公表した。日本はドイツとの比較で、太陽光発電のコストが高いとされているが、詳細な比較、分析やエビデンスは無く、具体的にどのようにしてコストを下げていくか検討するためにも調査が必要と考えられた。日本とドイツの発電コスト差は2.2倍(日:13.2円/kWh・独:5.9円/kWh)、建設コストは2.9倍(日:21.1万円/kW・独:7.4万円/kW)、O&Mコストは1.5倍(日:0.45万円/kW/年・独:0.31万円/kW/年)であった。2025年トップランナー7円/kWhを達成するためのシナリオでは、建設費▲9.3万円/kW(工事費:4.5万円/kW、設備費:3.9万円/kW、開発費:0.9万円/kW)が必要と算出した。発電コスト目標(2025年:7円/kWh)に対して、従来よりJPEAが表明している2025年にトップランナー7円/kWh、2030年迄に業界平均7円/kWh目標達成に向けて、事業者のコスト削減に役立つ報告書となっているという。
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