新江ノ水、魚類に寄生するクラゲの仲間(国内初確認種)を展示
発表日:2022.02.28
神奈川県藤沢市の新江ノ島水族館は、魚類に寄生する「サカナヤドリヒドラ属の一種」を国内で初めて確認し、展示を開始した。サカナヤドリヒドラの仲間は、ポリプが魚類に寄生するヒドロ虫類として、世界で6種、日本ではサカナヤドリヒドラ(H. pacificus)1種のみが知られている。同館は、魚(カゴカキダイの幼魚)に寄生したサカナヤドリヒドラ属の一種と思われるポリプを採集し、飼育・観察を続けていたところ、そのポリプからクラゲが遊離した。これまで、日本で唯一知られているH. pacificusはクラゲの遊離は観察されていないため、別種の可能性もあるとのこと。同館では、今回採集されたポリプが H. pacificus かどうか調査を行っていく。同館のクラゲサイエンスのコーナーで展示を行うが、短期間の展示となる可能性もあるという。
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