新江ノ水とアクアワールド大洗、新種「オトヒメクラゲ」を世界初展示
発表日:2022.07.12
新江ノ島水族館(神奈川県藤沢市)とアクアワールド茨城県大洗水族館(茨城県大洗町)は、(公財)黒潮生物研究所とともに新種として発表した「オトヒメクラゲ(学名:Octorhopalona saltatrix)」の展示を両館同時に開始した。このクラゲは、神奈川県(江の島)と茨城県(大洗町)と高知県(土佐清水市)で採集され、正体不明であったため、分類学的に精査(形態観察やDNA分析など)を行っていた。その結果、ウラシマクラゲ科に属する未記載種であることが明らかとなった。ウラシマクラゲ科は3属(4種)が知られていたが、いづれも傘の縁に触手を4本(4群)、放射管を4本もっている。それに対し、オトヒメクラゲは触手を8本、放射管を8本もつため、他種とは容易に区別することができるとのこと。浦島伝説は江の島にも伝えられており、ゆかりのあるクラゲとして長く愛されて欲しいという思いを込めた和名を付したという。
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