鎌倉市、縦型乾式メタン発酵施設により事業系ごみを資源化
発表日:2022.06.17
鎌倉市は、縦型乾式メタン発酵施設において市内から排出される事業系一般廃棄物を再資源化する。第3次鎌倉市一般廃棄物処理基本計画では、ゼロ・ウェイストの実現を目指し、新たな減量・資源化施策として、事業系一般廃棄物(燃やすごみ)を分別せずに混合ごみのまま処理可能な民間事業者の手法を用いて処理することとしている。また、鎌倉市は2021年度に、オリックス資源循環(株)と事業系一般廃棄物(約1,800トン)を同社の寄居バイオガスプラント(埼玉県大里郡寄居町)に搬入し、乾式メタン発酵による処理の確実性や、CO2などの温室効果ガスの排出量を把握する実証実験を行っていた。その結果、鎌倉市から排出される事業系一般廃棄物が適正に資源化できていること、CO2などの温室効果ガスの排出量が既存の処理方法に比べ、低減できることなどが実証されていた。今回、鎌倉市は公募型プロポーザルを実施し、優先交渉権者にオリックス資源循環(株)が決定し、事業系一般廃棄物の再資源化を行う契約締結へと至った(契約期間:約5年間、処理予定量:約37,000t、契約額:1,644,984千円)。食品廃棄物や紙ごみなどの廃棄物を、メタン菌の働きにより発酵させ、生成したバイオガスを発電燃料として活用することで、CO2の削減に貢献するという。
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