環境省は、「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律(建設リサイクル法）」に係る全国一斉パトロールの結果を公表した。同省は、建設現場における建設リサイクル法等の遵守を徹底するため、毎年、現場パトロールを実施しており、今年度も6月から7月と10月から11月に、都道府県及び政令市等の建設リサイクル法担当部局、環境部局及び労働基準監督署の職員が建設工事現場に立入り、状況確認・指導等を実施した。全国一斉パトロールの概要としては、建設リサイクル法担当部局では、建設リサイクル法の遵守状況の確認及び周知徹底。労働基準監督署では、労働安全衛生法、石綿障害予防規則の遵守状況の確認及び周知徹底。環境部局では、廃棄物処理法、大気汚染防止法及びフロン排出抑制法の遵守状況の確認及び周知徹底を図るとともに、建設リサイクル法(立入件数4,584件、行政指導件数37件)、大気汚染防止法(立入件数5,194件、行政指導件数1,941件)、フロン排出抑制法(立入件数3,335件、行政指導件数295件)等の行政指導を行った。同省は、引き続き関係省庁、各都道府県及び政令市等と連携しながら、建設工事現場における建設リサイクル法の推進及び環境法令の周知徹底に取り組んでいくという。