島根県、下水汚泥の新たな処分方法を実証 B-DASHプロジェクト
発表日:2023.05.01
島根県は、下水汚泥の新たな処分方法の実証事業の取組を発表した。同県宍道湖流域下水道事務所では、汚水処理過程で発生する下水汚泥の新たな処分方法の確立に向け、(株)クボタ、UBE三菱セメント(株)、中部エコテック(株)、日本下水道事業団と共同で、国交省が公募する下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)において「縦型密閉発酵槽による下水汚泥の堆肥化技術に関する実証事業」を提案し、令和5年度実証事業として採択された。宍道湖流域下水道で発生した下水汚泥は、セメント原料化、堆肥化などの再資源化処分を実施しているが、低コスト化・省エネルギー化を目指し、実証事業に取り組む。これまで、下水汚泥の堆肥化は、外部に搬出し堆肥舎で発酵・乾燥させる等の方式であったが、同提案技術は、処理場内に畜産分野で用いられる縦型密閉発酵槽を設置し、副原料を配合することで外部熱源不要の高速・低コスト発酵乾燥技術を下水分野に応用する。令和5年に証設備設計・製作・据付・運転を予定しており、令和6年から7年に実証設備運転と各種検証を行うという。
▲ページ先頭へ
新着情報メール配信サービス
RSS