東京都、次世代太陽電池の実用化を検証 大田区の下水道施設
発表日:2023.05.24
東京都は、ペロブスカイト太陽電池の実用化に向けた開発企業との共同研究において、国内初となる下水道施設へのフィルム型ペロブスカイト太陽電池の設置を完了し、国内最大規模の検証を開始した。ペロブスカイト太陽電池は、ペロブスカイトと呼ばれる結晶構造を用いた次世代太陽電池であり、シリコン系太陽電池に比べ「薄く軽くフレキシブル」で、設置対象の場所の範囲が広く、製造技術開発による大量生産ができることから、製造コスト低下の可能性が有るとされている。また、日本発の技術であり、主原料のヨウ素は、世界産出量の約30パーセントを日本国内で産出される。共同研究の積水化学工業(株)は、大容量の発電を目的とするフィルム型ペロブスカイト太陽電池の研究を進めており、東京都とは令和7年12月1日まで共同研究を行うこととなっている。東京都下水道局 森ヶ崎水再生センターにおけるフィルム型ペロブスカイト太陽電池設置による検証(設置面積:約9平方メートル、定格出力:約1KW)は、国内最大規模という。
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