国土交通省は、「グリーンインフラ推進戦略2023」を策定した。グリーンインフラとは、社会資本整備や土地利用等のハード・ソフト両面において、自然環境が有する多様な機能を活用し、持続可能で魅力ある国土・都市・地域づくりを進める取組をいう。同省では、令和元年に「グリーンインフラ推進戦略」を策定し、グリーンインフラの普及・推進に取り組んでいる。令和元年7月の策定から4年が経過し、グリーンインフラの概念が定着して本格的な実装フェーズへの移行が求められ、ネイチャーポジティブやカーボンニュートラル等の世界的潮流を踏まえ、今回、グリーンインフラ懇談会でのご議論を踏まえた全面改訂により、新たな「グリーンインフラ推進戦略2023」を策定した。同戦略では、新たにグリーンインフラの目指す姿「自然と共生する社会」や、取組に当たっての視点を示し、官と民が両輪となって、あらゆる分野・場面でグリーンインフラを普及・ビルトインすることを目指し、国土交通省の取組を総合的・体系的に位置づけたという。同省では、今後、「グリーンインフラ官民連携プラットフォーム」や経済団体と連携した国民運動を展開していくという。