石垣島の市民団体「カンムリワシの里と森を守る会」は、石垣島で計画されている「石垣リゾート＆コミュニティー計画」に反対する訴訟費用をクラウドファンディングで募っている。大規模なゴルフリゾート開発の見直しを求めた訴状には、原告として、住民らのほかに「沖縄県石垣市石垣市民の森公園内　カンムリワシ」と記されている。事業用地は「絶滅危惧種IA類」カンムリワシの繁殖地・餌場であり、且つ、「日本最南端のラムサール条約湿地」、名蔵アンパルの上流。カンムリワシをはじめとした石垣島の希少な自然を犠牲にすることが懸念されている。同会などが中心となり、この問題の解決のために活動し、2021年に募集を始めた開発反対の署名では、手書き・オンラインを合わせて26,000もの開発反対の声が集まった。さらに開発に反対する市民により石垣市を提訴している。この訴訟の遂行のために、その費用の資金調達を行うことにクラウドファンディングを実施している（1口3000円～）。