環境省など、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)によるアイスランドにおける火山噴火及び噴煙の観測結果を英国政府へ提供
発表日:2010.04.28
環境省、(独)国立環境研究所及び(独)宇宙航空研究開発機構は、英国政府の要請に応じ、アイスランドにおける火山噴火及び噴煙の状況を観測した温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)の画像データを提供開始したと発表した。アイスランドの首都レイキャビクの東南東約100kmにあるエイヤフィヤトラヨークトル火山における、平成22年4月14日と17日の大規模な噴火による噴煙が欧州の広範な範囲に広がったため、欧州各国では民間旅客機の運休、空港の閉鎖等の緊急対策が取られた。今般、英国政府から外務省に対し、火山灰の噴煙の状況確認並びに予測モデルの検証に用いるために観測データの提供依頼があり、環境省など三者は、雲・エアロソルセンサによる4月15日以降の欧州地域の観測データについて、画像処理並びに地図投影を施したかたちで提供を開始したという。なお、同画像データの提供は今月いっぱい実施する予定。