東北初のゼロカーボンパーク 福島・磐梯朝日国立公園が登録
発表日:2023.08.23
磐梯朝日国立公園 土湯温泉・高湯温泉がゼロカーボンパークに登録された。環境省では、国立公園の脱炭素化を目指すとともにサステナブルな観光地づくり実現のため、国立公園に立地する利用施設の再生可能エネルギーの活用に取り組むエリアを「ゼロカーボンパーク」として登録している。今回、磐梯朝日国立公園内の土湯温泉・高湯温泉(福島市)をゼロカーボンパークに登録。両温泉地は、温泉熱による発電などを通じたサステナブルな観光地づくりを進めており、東北地方で初めての登録となる。同省は、福島市と連携し、脱炭素化支援に係るエネルギー対策特別会計予算を活用した伴走支援を行う。両温泉の主な取組は、温泉熱を利用したバイナリー発電施設、砂防堰堤を利用した小水力発電施設を整備等の再生可能エネルギー、省エネルギー設備の導入。温泉旅館の排湯を利用した「無散水消雪道路」の整備といった、温泉熱の再利用の他、再生可能エネルギーを活用した充電スタンド設置、旅館のプラスチック製品アメニティの竹製品への切り替え、自然湧出、自然流下によるサステナブルな温泉利用、源泉の仕組み、効能を学ぶ体験学習ツアーの開催、サステナブルな交通の実現などを行うという。
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