ダイヤモンドシティ茨城・小美玉市の廃食油リサイクル戦略!将来は航空燃料に
発表日:2024.01.18
茨城県の中央に位置する小美玉市は、吉川油脂(本社:栃木県佐野市)・ENEOS(本社:東京都千代田区)と「持続可能な資源循環社会の実現に向けた廃食油の回収及びリサイクルに関する協定」を締結した。小美玉市は霞ヶ浦の北岸に接し、筑波山に夕日が沈む姿から「ダイヤモンドシティ」としてシティプロモーションを行っている。これまで、家庭から出る廃食油は、固めて焼却処分や下水道放流され、CO2排出や霞ヶ浦流域への汚染が懸念されていた。この課題解決に向け、茨城県と同市では廃食油の資源化に向けた調査検討を行っていた。協定を締結した2社は、廃食油をインク原料やボイラー燃料などにリサイクル、将来的には「持続可能な航空燃料(SAF)」の製造プラントの原料に活用するとしており、資源循環社会の実現に向けた取り組みが有益との観点から、同協定の締結に至った。同市では、持続可能な資源循環の推進を目的とした、廃食油の活用と、市民と地域企業への情報発信等を協力事項として、目的地域資源を活用した持続可能な資源循環社会の構築を図り、地域社会の活性化及び市民サービスの向上を図るという。
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