JIS(2024年6月分)、台風の大型化や低炭素工事資材の普及を考慮
発表日:2024.06.20
経済産業省は新たな「日本産業規格(JIS)」を4件制定した。1、2件目は、窓ガラスと窓シャッターの基本性能に関するJIS A 4717と、それらの評価試験方法等に関するJIS R 3109で、近年、台風の大型化等による暴風雨の増加により、窓ガラスに飛来物が衝突し、破損する事例が増えていることから整備された。3件目は、微粒フェロニッケルスラグの品質に関するJIS A 5016で、ステンレス鋼の原料となるフェロニッケルを製錬する際に副生する微粒フェロニッケルスラグの活用推進に向けて新設された。当該JIS制定の背景・理由については、微粒フェロニッケルスラグの品質に対する信頼性が高まり、さまざまな効果(資源有効活用、公共工事での利用、新市場創出、軟弱地盤改良の工期短縮・コストやCO2排出量の削減)が期待できることとしている。4件目は、情報セキュリティ対策に関するもので、国際規格であるISO/IEC 27002が2022年に改訂されたことを受け、対応するJIS Q 27002の改正を行っている。
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