消防庁は映画「インサイド・ヘッド2」とタイアップし、熱中症予防啓発ポスターを作成した。ディズニー&ピクサーの協力を得たこのポスターは、全国の消防本部などに配布される予定である。消防庁は毎年、全国の消防本部を対象に熱中症による救急搬送人員の調査を実施している。令和5年の調査では、5月から9月の期間で91,467人が熱中症で救急搬送され、過去2番目に多い数値を記録した。特に、5月から7月および9月がそれぞれの月で過去2番目、8月が過去3番目の搬送人員となった。これを受けて、消防庁は熱中症予防啓発をさらに強化するため、様々な取り組みを行っている。その一環として、消防庁のホームページに熱中症情報サイトを設置し、予防啓発コンテンツを提供している。また、X（旧Twitter）を利用した注意喚起や、今回のようなポスターの作成・配布も行っている。タイアップする映画「インサイド・ヘッド2」は8月1日から全国の映画館で上映される予定で、多くの観客に熱中症予防の重要性を伝えることが期待される。