三菱電機と中部大学、GaNマイクロ波加熱装置でCO2削減へ
発表日:2024.10.01
環境省は、令和6年度の「革新的な省CO2実現のための部材や素材の社会実装・普及展開加速化事業」において、1件の公募案件を採択したと発表した。この事業は、脱炭素社会の実現を目指し、窒化ガリウム(GaN)やセルロースナノファイバー(CNF)などの革新的な部材や素材を実用化・製品化することを目的としている。これらの技術は、従来の部材や素材と比較して大幅な省CO2を達成する可能性があり、民生機器や通信機器など様々な分野での展開が期待されている。しかし、性能評価やコスト面などの課題があるため、民間事業者が単独で実施するにはハードルが高い。今回採択された案件は、三菱電機株式会社と中部大学が共同で実施する「CO2削減に貢献する大電力高効率GaNマイクロ波加熱装置」である。この装置は、実機搭載における低コスト化、安全性、信頼性、省エネ効果、品質向上策などの実現可能性調査(FS)及び技術開発・実証を行い、早期の社会実装による大幅なCO2排出削減を目指す。
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