（株）富士経済は、省エネ・創エネ・蓄エネ等、環境に配慮する新技術を用いた電力・エネルギーシステムの国内市場（品目によっては世界市場も対象）を調査し、その結果をまとめた報告書「2010 電力・エネルギーシステム新市場 上巻」および「（同）下巻」を発表した。この報告書は、上巻でスマートグリッドに関連する「ソーラーパワー」「バッテリーシステム」、一部の「電力系統関連機器」に焦点を絞り、国内外の市場性について分析。また、下巻では「燃料電池」「電動自動車関連」「熱源機器」「照明機器」「自家発電システム」「電源品質対策機器」「風力発電/バイオマス発電等」「空調・冷暖房機器」「制御関連機器」「電力系統関連機器」及び、上巻で調査した「ソーラーパワー」「バッテリーシステム」、一部の「電力系統関連機器」を加えた12分野76品目について市場を分析した。これによると、最大成長分野は「燃料電池」で、2020年の市場規模は7,854億円（2009年比49倍）と予測されるという。