大阪府は、平成21年度における環境の状況並びに豊かな環境の保全及び創造に関して講じた施策のとりまとめを公表した。これは、平成21年度における環境の状況と、「大阪21世紀の環境総合計画」に掲げた長期目標の実現に向けて、大阪府が豊かな環境の保全及び創造に関して、平成21年度において講じた施策をとりまとめたもの。これによると、平成21年度の環境の状況は、大気中の二酸化硫黄、一酸化炭素、浮遊粒子状物質、二酸化窒素などは環境保全目標を達成したが、河川の汚濁指標であるBODは、改善の傾向にあるものの、環境保全目標を達成できていない地域が残っているという。また、同年度に講じた施策として、自動車NOx・PM法の排出基準を満たさないトラック・バス等の流入車対策や低公害車等の普及促進、河川の水質管理と健全な水循環の構築に向けた取組み等を進めたことや、地球温暖化・ヒートアイランド対策として特に優れた取組みを行った事業者の表彰などが挙げられている。