経済産業省は、グリーンITアワード2010の受賞結果を公表した。同賞は、「ITの省エネ」及び「ITによる社会の省エネ」を両輪とする「グリーンIT」の取組みをより一層加速すべく、2008年度に創設されたもの。今回、経済産業大臣賞の「ITの省エネ部門」では、（株）QDレーザ・富士通（株）・東京大学の「IT機器の大幅な省電力に貢献する量子ドットを用いた半導体レーザ」、同賞の「ITによる社会の省エネ部門」では、シャープ（株）・（株）関電エネルギーソリューション・横河電機（株）の「グリーンフロント堺におけるITシステムを活用した省エネ」が受賞。また、商務情報政策局長賞の「ITの省エネ部門」では、（株）山武の「シミュレーションとエアフロー改善によるデータセンタ／サーバルームの温熱環境改善と省エネルギーの実現」、同じく「ITによる社会の省エネ部門」では、小島プレス工業（株）の「ユーザー企業における『グリーン・クラウド・コンピューティング』の実現」が受賞した。その他、グリーンIT推進協議会長賞、審査員特別賞が選出された。