トヨタ自動車(株)など4社、「ハイブリッド車用ニッケル水素電池の原料化事業」を開始
発表日:2010.10.27
トヨタ自動車(株)、豊田ケミカルエンジニアリング(株)、住友金属鉱山(株)、プライムアースEVエナジー(株)の4社は共同で、使用済みの「ハイブリッド車用ニッケル水素電池」に含まれるニッケルを、電池原料として再資源化するリサイクル事業を、世界で初めて(2010年9月末現在、トヨタ自動車調べ)開始した。従来、販売店や解体事業者等で回収された「ハイブリッド車用ニッケル水素電池」は、還元処理の後、ニッケル含有スクラップとなり、ステンレス原料としてリサイクルされていた。今回、トヨタ自動車らは、含有ニッケルの高度な選別・抽出技術を開発。これにより、直接、ニッケル製錬工程への原料投入が可能となり、「ハイブリッド車用ニッケル水素電池」から、再び「ハイブリッド車用ニッケル水素電池」に戻す、“電池 to 電池”リサイクルが実現した。同社は、この資源循環システムを、世界的な資源制約に対応した資源循環のための実効性ある施策として位置づけており、今後、海外に展開することも考えているという。
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