シャープ(株)、新型高効率単結晶太陽電池を開発、堺工場で量産開始へ
発表日:2010.12.01
シャープ(株)は、新型高効率単結晶太陽電池の開発に成功し、大阪府堺市の太陽電池工場で量産開始すると発表した。この新型電池は、受光面に電極のないバックコンタクト(電極裏面接続)構造を採用し、セル表面の受光面積を広げるとともに、隣接するセル間の接続抵抗を低減させる配線技術(配線シート方式)を採用している。今後、住宅用や産業用など、世界中での幅広い用途が期待できることから、同社は、大阪府堺市の太陽電池工場に年間生産能力200MWの生産体制を構築し、2010年度内に同太陽電池のセルからモジュールまでの量産を開始する予定という。