三菱電機(株)、大型電力用キャパシタの実用化に有用な要素技術を開発
発表日:2008.02.06
三菱電機(株)は、電力貯蔵デバイスとして期待されている大型の電力用キャパシタの実用化に有用な要素技術を開発した。キャパシタとは、化学反応を伴わずに充放電できるサイクル寿命に優れた電力貯蔵デバイスのことで、太陽光発電における気象条件による出力変動の吸収や、大型モーターの電力回生(モーターの回転を利用した発電)などへの実用化が期待されている。今回開発した技術は、1秒を下回る急速充放電によりピーク電流を効率的に回収し、省エネ効果を高める技術や、キャパシタの耐電圧を高めて蓄電エネルギーを高める技術など。これにより、太陽光発電や大型モーターの回生といった大電力分野に対応できる次世代電力用キャパシタの開発が容易になるという。
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